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『ひでり狐』
ふりがな文庫
『
ひでり狐
(
ひでりぎつね
)
』
ある夏、大変なひでりがしました。一月ばかりの間、雨は一粒も降らず、ぎらぎらした日が照って、川の水はかれ、畑の土はまっ白に乾き、水田まで乾いてひわれました。そして田畑の作物はもとより草や木までも、萎びて枯れかかりました。 田舎の人達は心配でた …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
壮健
(
そうけん
)
萎
(
しな
)
籠
(
かご
)
作物
(
さくもつ
)
供
(
そな
)
雨乞
(
あまご
)
支
(
つか
)
床
(
ゆか
)
誰
(
だれ
)
社
(
やしろ
)
肴
(
さかな
)
罰
(
ばち
)
神殿
(
しんでん
)
社殿
(
しゃでん
)
薄暗
(
うすぐら
)
畜生
(
ちくしょう
)
田舎
(
いなか
)
狐
(
きつね
)
水田
(
みずた
)
次第
(
しだい
)
肴籠
(
さかなかご
)
胴上
(
どうあ
)
有難
(
ありがた
)
蚊
(
か
)
蜘蛛
(
くも
)
躍
(
おど
)
辛抱
(
しんぼう
)
退屈
(
たいくつ
)
酒樽
(
さかだる
)
酒盛
(
さかもり
)
鎮守
(
ちんじゅ
)
鐘
(
かね
)
頂戴
(
ちょうだい
)
太鼓
(
たいこ
)
乾
(
かわ
)
供物
(
くもつ
)
具合
(
ぐあい
)
切株
(
きりかぶ
)
利
(
き
)
匂
(
にお
)
化
(
ば
)
可哀
(
かわい
)
噂
(
うわさ
)
土手
(
どて
)
大勢
(
おおぜい
)
大胆
(
だいたん
)
大降
(
おおぶ
)
枯
(
か
)
奴
(
やつ
)
居眠
(
いねむ
)
巣
(
す
)
工夫
(
くふう
)
幾日
(
いくにち
)
影
(
かげ
)
御幣
(
ごへい
)
徳利
(
とくり
)
支
(
ささ
)
晴々
(
はればれ
)
一月
(
ひとつき
)
松明
(
たいまつ
)