“闘牛士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
トレロス50.0%
とうぎゅうし25.0%
マタドール25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徒歩の闘牛士トレロスが十人、騎馬が六人、外に飾り立てられた騾馬が三頭、その傍には白に赤の装飾ある頭巾をかぶった男が二人ずつ付き添いながら。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
この機会きかいをはずしてはと、自分は、もう、おそろしさもわすれて——じつは、おそろしさのあまりだが——もえ上がるむしろを、ちょうど、スペインの闘牛士とうぎゅうしが使う赤いハンケチのようにふりながら
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
同好の貴婦人たちと連日闘牛場コリダ特等席パレラスに陣取って、夜はこれら贔屓ひいき闘牛士マタドールたちを引き具して宴席を共にし、ほとんど家で晩餐なぞを取ったこともないのであった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)