“ベル”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:べる
語句割合
34.2%
呼鈴31.6%
電鈴18.8%
号鈴5.1%
3.4%
警鈴2.6%
1.7%
戸鈴0.9%
振鈴0.9%
鳴鐘0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしの司祭館のドアのが長くはげしく鳴りだしたのです。老婆が立ってドアをあけると、一つの男の影が立っていました。
それでもやつと呼鈴を押すと、明りのさしてゐる障子が開いて、束髪つた女中が一人、すぐに格子戸の掛け金をしてくれる。
漱石山房の秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
新一は望月少佐に何かささやいておいて、門の扉を開き格子戸に近づくと、柱の電鈴を三度、妙な調子をつけて押した。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
玄関の格子を開けた時、お延の頭に平生からあったこんな考えを一度にえらさせるべく号鈴がはげしく鳴った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
母は驚き、途方にれたる折しも、りて、格子のの鳴るは夫の帰来か、次手悪しと胸をかして、直道の肩を揺りしつつ、声を潜めて口早に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
すると俄かにリンリンリンリンと、けたたましい警鈴の響! 顔をあげると、大きな赤色灯が生物のように激しい息をしていた。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ロオタリイ倶楽部での、ばかり鳴らしてはそのに立ったりったりする学者ばかりのしかつめらしい招待会から帰ってくると、在留邦人の歓送会が、夕方から都ホテルであるとのことで
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
折からしき戸鈴の響がして何者か門口をあける。話し手ははたと話をやめる。残るはちょと居ずまいを直す。誰も這入って来た気色はない。「隣だ」となしが云う。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夜行列車の振鈴は鳴り渡つて
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
これを防ぐためこの頃行われ始めた方法は、海岸ならばそこに繋留した灯台船の底に鳴鐘を附け、不断これを鳴らしている。船の方では船底に仕掛けた微音機でこの音を聞くという細工である。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)