“ベル”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:べる
語句割合
34.3%
呼鈴31.4%
電鈴16.7%
号鈴5.9%
3.9%
警鈴2.9%
2.0%
戸鈴1.0%
振鈴1.0%
鳴鐘1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがてベルが鳴ると、ココフツォフを先頭に一同ぞろぞろと、改札口から舞台の、奥の雪で明るいプラットフォウムへ出て行く。
そのかくしベルは人間が楽にはいられるくらいの大きさで、鉄の締金しめがねびょうとで厳重に釘付けにされていた。
私は呼鈴ベルを鳴らしてお盆を下げさせた。再び私達だけになると、私は火をかき起して、私の主人の膝元の低い腰掛に掛けた。
明智は云いながら、呼鈴ベルを押して、助手の小林少年を呼び、電話で車を命じさせて置いて、手早く外出の用意をするのであった。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そう云って法水は、空虚を衝かれたような気持を、わずかに爆笑でまぎらわせてしまった。が、その時、開幕の電鈴ベルが鳴った。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
扉の上部に取り付けられた電鈴ベルが鋭どい音を立てた時、彼は玄関の突き当りの狭い部屋から出る四五人の眼の光を一度に浴びた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「どうれ」と老人も立つ。一行はそろって改札場かいさつばを通り抜けて、プラットフォームへ出る。号鈴ベルがしきりに鳴る。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
玄関の格子こうしを開けた時、お延の頭に平生からあったこんな考えを一度によみがえらさせるべく号鈴ベルがはげしく鳴った。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
格子のベルの鳴るは夫の帰来かへりか、次手ついで悪しと胸をとどろかして、直道の肩を揺りうごかしつつ、声を潜めて口早に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
分署ぶんしよまへとほり……せはしい電車でんしやベル……
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
すると俄かにリンリンリンリンと、けたたましい警鈴ベルの響! 顔をあげると、大きな赤色灯が生物のように激しい息をしていた。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
警鈴ベルが、じゃんじゃん鳴りだしたのは、それから更に、五分ほどて後のことだった。ゴールド女史のラジオがぷつんと切れた。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一時間ごとにふいに陰鬱いんうつな音をたてて響きわたる教会のベルの深い鈍い音色に
帰朝する前日でしたか、ロオタリイ倶楽部クラブでの、ベルばかり鳴らしてはそのたびに立ったりすわったりする学者ばかりのしかつめらしい招待会から帰ってくると、在留邦人ほうじんの歓送会が、夕方から都ホテルであるとのことで、出迎でむかえの自動車も来ていて、ぐとんで行ったのでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
折からはげしき戸鈴ベルの響がして何者か門口かどぐちをあける。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夜行列車の振鈴ベルは鳴り渡つて
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
これを防ぐためこの頃行われ始めた方法は、海岸ならばそこに繋留した灯台船の底に鳴鐘ベルを附け、不断ふだんこれを鳴らしている。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)