“おもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.3%
重錘13.8%
3.8%
沈子2.5%
測深錘2.5%
鉛錘2.5%
御守1.3%
1.3%
重子1.3%
重量1.3%
(他:3)3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうですね。身体の他の部分にも別のおもりをつけましょう。あたしはもっといろいろと考えていますのよ、発展的な実験をね」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つまりピアノ線の両端におもりをつけたようなものをやたらと空中へ打ち上げれば襲撃飛行機隊は多少の迷惑を感じそうな気がする。
からすうりの花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
所がその中には、重錘おもりと詰め物が詰まっていると思いのほか、蓋の開きにつれて得も云われぬ悪臭が立ち上って来る。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまりピアノ線の両端に重錘おもりをつけたようなものを矢鱈やたらと空中に打ち上げれば襲撃飛行機隊は多少の迷惑を感じそうな気がする。
烏瓜の花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
又此上御わづらひおもり候ては、誠にやみの世の中に罷成儀と、只身の置處を不知候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
円天井の建物も、土台の石におもりを托して、
申松はブリ/\言つて居りますが、この鉛の沈子おもりの紛失が、平次には全く違つた事を教へてゐる樣子です。
やがて潮が動き出せば浮子は沈子おもりが重ければ水にしおられて流れて沈んでしまうし、沈子が軽ければ水と共に流れてしまうであろう。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それでもジャヴェルは、測深錘おもりのように二、三の質問をテナルディエの話のうちに投げ込んでみた。
彼は偽善者のやうな優しい調子でわしの健康を尋ねながら、絶えず其獅子のやうな黄色い大きな眼をわしの上に注いで、測深錘おもりのやうな透視をわしの霊魂の中に投入れるのである。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
たゞ鉛錘おもり近来ちかごろの考に成りたる由にて、「にっける」の薄板をせたれば光り輝きて美し。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
十五匁程の鉛錘おもり進退しんたいかんによりて、菅絲すがいとに懸る。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)
これで又四五日の間は、はげしい発作ほっさ御守おもりをしなければなるまいと、私はいっそ覚悟を極めて了った程でした。
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
あらため見れば、鈎※はりすおもり、綸など、みだれに紊れ、処々に泥土さへ着きて、前回の出遊に、雪交りの急雨にひ、手の指かじかみて自由利かず、其のまゝ引きくるめ、這々ほうほうの体にて戻りし時の、敗亡のあと歴然たり。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
女猫めねこを慕う男猫の思い入ったような啼声なきごえが時折り聞こえるほかには、クララの部屋の時計の重子おもりが静かに下りて歯車をきしらせる音ばかりがした。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
もうもう五宿の女郎の、油、白粉おしろい襟垢えりあかにおいまで嗅いで嗅いで嗅ぎためて、ものの匂で重量おもりがついているのでございますもの、夢中だって気勢けはいが知れます。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鉤には誰かが河豚ふぐにでも切られたらしい釣鉤と錘具おもりとが引つ懸つてゐるばかしで鱚らしいものは一ぴきをどつてゐなかつた。
「……ヘヘ……まだまだビックリなさるお話が御座りまする。その振袖娘の振る骰子が、内部なか錘玉おもりの付いたマヤカシ骰子ざいと言う事実を存じておりまするのは今の処、広い博多に私一人かと存じますので……」
女房はしかたなしに人を頼んで、荒川へ持って往って流してもらったが、箱は投げこんだ処へおもりけたように浮かんだままで流れなかった。
偶人物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)