“重子(おもり)” の例文
女猫(めねこ)を慕う男猫の思い入ったような啼声(なきごえ)が時折り聞こえる外(ほか)には、クララの部屋の時計の重子(おもり)が静かに下りて歯車をきしらせる音ばかりがした。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)