“重子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもり50.0%
しげこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女猫めねこを慕う男猫の思い入ったような啼声なきごえが時折り聞こえるほかには、クララの部屋の時計の重子おもりが静かに下りて歯車をきしらせる音ばかりがした。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
咲子さきこは、御母さんわたしも明日あした御葬式に行きたいわと御仙にせびった。あたしもねと九つになる重子しげこが頼んだ。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)