“しげこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滋子66.7%
繁子16.7%
重子16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清盛の妻時子の妹滋子しげこは、去年、女御にょごとして院の御一子を生みました。憲仁のりひと親王(後、高倉天皇)がそれです。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駒子こまこを連れて、片岡子爵夫人繁子しげこはたたずめるなり。一瞬時、変われる千々岩の顔色は、先方の顔色をのぞいて、たちまち一変しつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
教師には手近の夫人繁子しげこ。長州の名ある士人さむらいの娘にて、久しく英国ロンドンに留学しつれば、英語は大抵の男子も及ばぬまで達者なりとか。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
咲子さきこは、御母さんわたしも明日あした御葬式に行きたいわと御仙にせびった。あたしもねと九つになる重子しげこが頼んだ。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)