“駒子”の読み方と例文
読み方割合
こまこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駒子こまこを連れて、片岡子爵夫人繁子しげこはたたずめるなり。一瞬時、変われる千々岩の顔色は、先方の顔色をのぞいて、たちまち一変しつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
幼稚園に通うころより実の同胞きょうだいも及ばぬほどむつみ合いて、浪子が妹の駒子こまこをして「ねえさんはお千鶴さんとばかり仲よくするからわたしいやだわ!」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
打ち連れて土曜の夕べより見舞に来し千鶴子といもと駒子こまこは、今朝けさ帰り去りつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)