“駒飼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こまかひ40.0%
こまかい30.0%
こまがい20.0%
こまし10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒折さかをりの宮、山梨の岡、鹽山、裂石さけいし、さし手の名も都人こゝびとの耳に聞きなれぬは、小佛こぼとけさゝの難處を越して猿橋のながれにめくるめき、鶴瀬つるせ駒飼こまかひ見るほどの里もなきに
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これからこの女を連れて一足先に駒飼こまかいまで行って、そこで、どんなものだとみんなの面を見てやりゃあ、後はどうなったって虫がいらあ。
小仏から甲府に至るまでの宿場宿場——上野原、駒飼こまがい、勝沼、石和いさわなどの町で、彼の目にふれ、彼をしてここへ導いてきたのは
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
最初の村が、駒飼こましで、ここから甲府へ六里、日が暮れてしまった。村人に聞くと、敵は、昨日甲府へ入ったと云った。
近藤勇と科学 (新字新仮名) / 直木三十五(著)