“山原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やんばる62.5%
ヤンバル37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしてこの精神は遂に発して南洋との貿易となり、山原やんばる船ははるかにスマトラの東岸まで航行して葡萄牙ポルトガルの冒険家ピントを驚かしたのである。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
カワラはもとカハラで、地方によっては訛ってガハナ(カハナ)とも呼んだもののごとく、島袋源七君の『山原やんばるの土俗』収むる国頭くんちゃんの民謡に
八坂瓊之曲玉考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
山多きが故に山原ヤンバルで通つてゐる国頭郡の山中には、新暦の正月に赤い桜が咲くさうである。私は二度まで国頭の地を踏んだが、いつも東京でさへ暑い盛りの時ばかりであつた。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郷土研究社の「山原ヤンバルの土俗」と言ふ、同教諭の採訪録の解説として、加へておいた。