“佐原山”の読み方と例文
読み方割合
さはらやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トラックは開墾地かいこんちの間を縫っている曲折の多い山道を濛々もうもうたる土煙をあげよたよたと走った。この辺は佐原山さはらやまの頂上であって、数年前までは笹や灌木かんぼくなどの密生した全くの荒蕪地こうぶちであったのである。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)