コタ)” の例文
逆に言へば、「をつとあぶない」と謂つた気分で、転倒を防ぎ止める動作と言ふ風にも説ける。つまりは見えに到るまでに表出を堰きとめ、持ちコタへる努力の型、といふことも出来る。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
兵部大輔にとつても、此はもう、他事ヒトゴトではなかつた。おなじ大伴幾流の中から、四代續いて氏上職を持ちコタへたのも、第一は宮廷の御恩徳もあるが、世の中のよせが重かつたからである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
兵部大輔にとつても、此はもう、他事ヒトゴトではなかつた。おなじ大伴幾流の中から、四代續いて氏上職を持ちコタへたのも、第一は宮廷の御恩徳もあるが、世の中のよせが重かつたからである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
兵部大輔にとつても、此はもう、他事ヒトゴトではなかつた。おなじ大伴幾流の中から、四代続いて氏上職を持ちコタへたのも、第一は宮廷の御恩徳もあるが、世の中のよせが重かつたからである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)