“現々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うとうと33.3%
ありあり33.3%
あり/\33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言った自分の声に、ふと目が覚めると……室内まのうち真暗まっくら黒白あやめが分らぬ。寝てから大分の時がったらしくもあるし、つい今しがた現々うとうとしたかとも思われる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それでは本栖湖のその水城こそは纐纈城ではあるまいか? ……それに自分の持っているこの紅巾へ現々ありありとかつて父上の御名があらわれ、しかも謹製と頭に大きく
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こらへて居る中すで寅刻なゝつかねも聞え月はこずゑの間にあらはれ木の間/\も現々あり/\茶店さてんの中まで見えすくゆゑ安五郎は不※ふと此方こなた
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)