現々うとうと)” の例文
と言った自分の声に、ふと目が覚めると……室内まのうち真暗まっくら黒白あやめが分らぬ。寝てから大分の時がったらしくもあるし、つい今しがた現々うとうとしたかとも思われる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昼間歩行あるき廻った疲労つかれと、四五杯の麦酒ビイルの酔に、小松原はもう現々うとうとで、どこへ水差を置いたやら、それは見ず。いつまた女中が出てったか、それさえ知らず。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)