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『文月のひと日』
ふりがな文庫
『
文月のひと日
(
ふみづきのひとひ
)
』
黒檀のみどり葉末に、 そよ風ながう滑りて、 自然の魂塊藍に 薫りとぶ真夏の昼。 金糸雀にうまゐ醒めて、 夢の世に追ひわびたる、 やわらぎの霊の華を いま紫陽花にみとめつ。 昨夜詩に寝ね足らぬ 瞳細ういと細う、 わが世永久にかゝらばと、 おも …
著者
末吉安持
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
黄金
(
おうこん
)
薫
(
くゆ
)
昨夜
(
よべ
)
寝
(
い
)
永久
(
とは
)
龕
(
づし
)
刹那
(
せちな
)
黒檀
(
こくだん
)
詩
(
うた
)
藍
(
あゐ
)
男神
(
をがみ
)
自然
(
しぜん
)
華
(
はな
)
葉末
(
はずえ
)
細
(
ほそ
)
瞳
(
ひとみ
)
真夏
(
まなつ
)
醒
(
さ
)
霊
(
れい
)
魂塊
(
たましひ
)
滑
(
すべ
)
昼
(
ひる
)