“おかね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御金33.3%
金銭25.0%
貨幣8.3%
資金8.3%
金銭上8.3%
金錢8.3%
黄金8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
申請御金おかね會所くわいしよにて金子受取參るべしと云遣いひやりけるにぞ吉兵衞はかの書付を懷中くわいちうなしこゝ彌々いよ/\決心し兼て勝手かつてを知し事なれば御勘定ごかんぢやう部屋へやに到り右の書付かきつけを差出ければ役人は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
子供は率直だ、あたしの家ではあまり金銭おかねの顔を見せない、あたしに金銭の貴さを知らせるには無理だった。
それはみんな亜米利加アメリカ貨幣おかねだったけど、主人は大ニコニコで私の頭を撫で
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
資金おかねはありますか」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御客様は金銭上おかねの御相談が主で、御来遊おいでになりましたような御様子。御つきになって四日目のこと、旦那様と御一緒に長野へ御出掛になりました。奥様は御留守居です。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私の生れた家では子供に金錢おかねは持たせない習慣でした。それが癖に成つて、私は東京へ出て來てからも自分で金錢を所有したことは少く、餘分なものは家の人に預けました。
皆な此の財産しんだいの御蔭だあネ、かほつやよりも今は黄金おかねの光ですよ、はゞかりながら此の財産は何某様どなたさまの御力だと思ふんだ、——其の恩も思はんで、身分の程も知らなんで、少しばかりの容姿を鼻に掛けて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)