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金銭
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おかね
ふりがな文庫
“
金銭
(
おかね
)” の例文
旧字:
金錢
『あ、ちよと、気の毒だがねえ、もう一度役場へ行つて催促して来て呉れないか。
金銭
(
おかね
)
を受取つたら直に持つて来て呉れ——皆さんも御待兼だ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
子供は率直だ、あたしの家ではあまり
金銭
(
おかね
)
の顔を見せない、あたしに金銭の貴さを知らせるには無理だった。
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その日は御祝の印といって、旦那様の
御思召
(
おぼしめし
)
から、門に立つものには白米と
金銭
(
おかね
)
を施しました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
金銭
(
おかね
)
で頂いたら、
復
(
ま
)
た父親に呑まれはすまいか、という心配が母親の腹にありましたのです。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
奥様は泣
腫
(
はら
)
した御顔を御出しなすって、きょうの御祝の
御余
(
おあまり
)
の白米や
金銭
(
おかね
)
をこの女に施しておやりなさるところでした。奥様が巡礼を御覧なさる目付には言うに言われぬ
愁
(
うれい
)
が籠っておりましたのです。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“金銭”の意味
《名詞》
金銭(きんせん)
金でつくった銭。
お金、銭。
(出典:Wiktionary)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“金銭”で始まる語句
金銭上
金銭出入
金銭斑々
金銭豹子
金銭登録器
金銭のための芸術