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『或る淫売婦におくる詩』
ふりがな文庫
『
或る淫売婦におくる詩
(
あるいんばいふにおくるし
)
』
女よ おんみは此の世のはてに立っている おんみの道はつきている おんみはそれをしっている いまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ 静かにその目をとじて一切を忘れねばならぬ おんみはいま何を考えているか おんみの無智の尊とさよ …
著者
山村暮鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「感情」1917(大正6)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
泥濘
(
どろ
)
世界
(
よ
)
崇高
(
けだか
)
接吻
(
くちづけ
)
夜夜
(
よるよる
)
神神
(
こうごう
)
肉体
(
からだ
)
霊魂
(
たましい
)