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扱
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あつ
ふりがな文庫
“
扱
(
あつ
)” の例文
「
泥棒
(
どろぼう
)
も
持
(
も
)
ち
扱
(
あつ
)
かつたんでせう。それとも
餘
(
あま
)
り
金
(
かね
)
にならないんで、
已
(
やむ
)
を
得
(
え
)
ず
返
(
かへ
)
して
呉
(
く
)
れる
氣
(
き
)
になつたんですかね。
何
(
なに
)
しろ
珍
(
めづ
)
らしい
事
(
こと
)
で」と
坂井
(
さかゐ
)
は
笑
(
わら
)
つてゐた。それから
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
取ひう/\と風を切て振廻す
有樣
(
ありさま
)
宛然
(
さながら
)
麻殼
(
をがら
)
を
扱
(
あつ
)
かふが如くなるにぞ八五郎は是を見て
彌々
(
いよ/\
)
肝
(
きも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
やれ/\
何
(
ど
)
うして
此
(
この
)
遲
(
おそ
)
くに
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たお
宅
(
うち
)
では
皆
(
みな
)
お
變
(
かは
)
りもなしかと
例
(
いつ
)
に
替
(
かは
)
らずもてはやさるれば、
針
(
はり
)
の
席
(
むしろ
)
にのる
樣
(
やう
)
にて
奧
(
おく
)
さま
扱
(
あつ
)
かひ
情
(
なさけ
)
なくじつと
涕
(
なみだ
)
を
呑込
(
のみこん
)
で、はい
誰
(
だ
)
れも
時候
(
じかう
)
の
障
(
さわ
)
りも
御座
(
ござ
)
りませぬ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「おや、
椅子
(
いす
)
だね」と云ひながら平岡は安楽
椅子
(
いす
)
へ、どさりと
身体
(
からだ
)
を
投
(
な
)
げ
掛
(
か
)
けた。十五貫目以上もあらうと云ふわが
肉
(
にく
)
に、三文の
価値
(
ねうち
)
を置いてゐない様な
扱
(
あつ
)
かひ
方
(
かた
)
に見えた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
改め一錢の
紛失
(
ふんじつ
)
なしと云ふにぞ然らば受取給へ何分にも
親類
(
しんるゐ
)
のことなれば此儀は内分に
濟
(
すま
)
し呉れよと憑司は一
向
(
かう
)
誤
(
あやま
)
り入り
悴
(
せがれ
)
は只今
勘當
(
かんだう
)
すべしと
詫
(
わび
)
ける故其座の年寄組合など種々扱ひ金子の歸りし上は先々
穩便
(
をんびん
)
に濟し給へと申しければ傳吉は
暫
(
しば
)
し
言葉
(
ことば
)
はなかりしが皆々樣の御
扱
(
あつ
)
かひにて金子は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“扱”の解説
「あつかい」はこの項目へ転送されています。
薩摩藩の職制については「噯」をご覧ください。
「あつかい」の語義については、ウィクショナリーの「あつかい」の項目をご覧ください。
扱(あつかい・噯)とは、中世から近世にかけての日本で行われた紛争解決のための仲裁・調停のこと。
(出典:Wikipedia)
扱
常用漢字
中学
部首:⼿
6画
“扱”を含む語句
取扱
扱帯
稲扱
持扱
仕扱
扱入
扱帶
扱落
者扱
素扱
荷扱
稲扱器
麥扱
邪魔扱
麦扱
殿様扱
橋場稲扱
樂人扱
根扱
扱箸
...