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扱
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しごき
寝衣か何か、
袷に
白地の
浴衣を
襲ねたのを着て、
扱をグルグル巻にし、上に不断の羽織をはおっている
秩序ない姿も
艶めかしくて、此人には
調和が
好い。
鹿の子の見覚えある
扱一ツ、
背後へ
縮緬の羽織を
引振って脱いでな、
褄を取って
流へ出て、その薬鑵の湯を
打ちまけると、むっとこう霧のように湯気が立ったい
清さんが朝倉の帰に寄らざりしを思ひ合せて、
塞ぎながら湯に
往きたるに、聞けば胸のみ騒がるるお万があの
詞の
端々、兼吉さんが
扱ばかりで廊下に出たのを見たとは
真か
おくみは寝間着を着換へて、赤い
扱を結ぶと、昼の帯を畳んで置いて蚊帳に這入つた。
帯の下に
下〆と、なほ腰帯といふものあり。また
帯上と帯留とおまけに
扱といふものあり。
だが
皺になるといけないからこの
浴衣だけはお着なさいよ、私も着かへるからと
扱ばかりになれば、清二郎は
羽織を脱ぎながら私やあ急いで来たせゐか、
先刻から
咽が乾いてなりませぬ
“扱”の解説
「あつかい」はこの項目へ転送されています。
薩摩藩の職制については「噯」をご覧ください。
「あつかい」の語義については、ウィクショナリーの「あつかい」の項目をご覧ください。
扱(あつかい・噯)とは、中世から近世にかけての日本で行われた紛争解決のための仲裁・調停のこと。
(出典:Wikipedia)