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引振
ふりがな文庫
“引振”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひっぷる
66.7%
ひつぷる
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっぷる
(逆引き)
鹿
(
か
)
の子の見覚えある
扱
(
しごき
)
一ツ、
背後
(
うしろ
)
へ
縮緬
(
ちりめん
)
の羽織を
引振
(
ひっぷる
)
って脱いでな、
褄
(
つま
)
を取って
流
(
ながし
)
へ出て、その薬鑵の湯を
打
(
ぶ
)
ちまけると、むっとこう霧のように湯気が立ったい
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、息をふくんだ頬を削って、ツと
湧
(
わ
)
く涙に袖を当てると、いう事も、する事も、訳は知らず誘われて、糸七も身を絞ってほろほろと出る涙を、
引振
(
ひっぷる
)
うように炉に目を
外
(
そ
)
らした。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引振(ひっぷる)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひつぷる
(逆引き)
聞
(
き
)
かつせえまし、
肩
(
かた
)
から
胸
(
むね
)
の
辺
(
あたり
)
まで、
薄
(
うつす
)
らと
見
(
み
)
えるだね、
試
(
ため
)
して
見
(
み
)
ろで、やつと
引
(
ひ
)
き
揚
(
あ
)
げると、
矢張
(
やつぱ
)
り
網
(
あみ
)
に
懸
(
かゝ
)
つて
水
(
みづ
)
を
離
(
はな
)
れる……
今度
(
こんど
)
は、ヤケにゆつさゆさ
引振
(
ひつぷる
)
ふと
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引振(ひつぷる)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引振”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花