扱入こき)” の例文
「馬酔木の花を袖に扱入こきれな」というのが此歌の眼目で佳句であるが、「引きぢて折らば散るべみ梅の花袖に扱入こきれつまばむとも」(巻八・一六四四)の例もあり
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
池水いけみづかげさへえてきにほふ馬酔木あしびはなそで扱入こきれな 〔巻二十・四五一二〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
馬酔木あしびの花を扱入こきれなといったのは何となく適切なようにおもわれる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)