“おぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
71.4%
小木25.0%
小城3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板敷の床のくずれ落ちた間から、おぎやすすきが高々と生え出ていて、その朝露がこぼれるのに、袖が濡れてしぼるほどであった。
越州の三国みくにと、佐州の小木おぎと、羽州うしゅうの酒田とが、船箪笥を造った三港であることは前から聞いていた。だがうつる時が需用を消した。
思い出す職人 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
井上円了博士の『日本週遊奇談』には山南小城おぎ郡北山村においては、今も秘密に山奥に入りて行法ぎょうぼうを勤める一種の仏教があるといっている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
飛騨・美濃等にもソレ・ソウレは多いが今はこれを略する。肥前小城おぎ郡に平ゾウラがある。播磨神崎かんざき郡に高迯たかそれがある。掛け離れた所の稀な例であるから、あるいは別の語であるかも図りがたい。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)