“たちどこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしも遣る方無くかなしめりし貫一は、その悲をたちどころに抜くべきすべを今覚れり。看々みるみる涙のほほかわけるあたりに、あやしあがれる気有きありて青く耀かがやきぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
前なる者馬を引き走り避けて後なる者射る、虎回れば後なる者またしかす、虎多しといえどもたちどころに尽すべしとは、虎を相手に鬼事おにごとするようで余りに容易な言いようだが