“ものさびし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物凄50.0%
物寂50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立石夫婦も知りをりふれては笑ひなどしけるを直助は面目なくかつ遺恨ゐこんに思ひ居たるに或夜立石夫婦は酒にゑひて前後も知らず寢入ねいりしを見濟みすまし其の夜丑滿うしみつ物凄ものさびしき折こそ能けれと直助は寢息ねいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お君はおびえずに済んだが、ひとえに梟の声に耳を澄まして、あわれに物寂ものさびしい顔である。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)