“ものさみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
物寂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて盛んな笑声が起る。丑松は素知らぬ顔、屋外そとの方へ向いて、物寂ものさみしいみぞれの空を眺めて居たが、いつの間にか後の方へ気を取られる。聞くとは無しについ聞耳を立てる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
遠い方は暗く、木立も黒く、何となく深く静かに物寂ものさみしい。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)