仕立したつ)” の例文
行先ゆくさき何處いづこちゝなみだは一さわぎにゆめとやならん、つまじきは放蕩息子のらむすこつまじきは放蕩のら仕立したつ繼母まゝはゝぞかし。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年齢十歳余までは親の手許てもとに置き、両親の威光と慈愛とにてよき方に導き、すでに学問の下地したじできれば学校に入れて師匠の教を受けしめ、一人前の人間に仕立したつること、父母の役目なり
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
持つまじきは放蕩のら仕立したつ継母ままははぞかし。
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)