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油気
ふりがな文庫
“油気”の読み方と例文
旧字:
油氣
読み方
割合
あぶらけ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶらけ
(逆引き)
その
油気
(
あぶらけ
)
のない
硬
(
こわ
)
い髪の毛が、どういう訳か、頭の真中で立派に左右に分けられている様を、絶えず眼の前に浮べた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
油気
(
あぶらけ
)
も無く擦切るばかりの夜嵐にばさついたが、
艶
(
つや
)
のある薄手な
丸髷
(
まるまげ
)
がッくりと、焦茶色の絹のふらしてんの襟巻。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
鈍
(
にぶ
)
い声をして、土間の左側の茶の間から首を出したのは、六十か七十か知れぬ
白髪
(
しらが
)
の
油気
(
あぶらけ
)
のない、火を付けたら心よく燃えそうに乱れ立ったモヤモヤ頭な婆さんで
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
油気(あぶらけ)の例文をもっと
(10作品)
見る
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油蝉
油斷
油火
油単
“油気”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
村井弦斎
山東京山
牧野富太郎
夏目漱石
幸田露伴
永井荷風
泉鏡花