御意みこゝろ)” の例文
そしてこの肉體は、願はくば、神の御意みこゝろを完成すべく十分に強くありたい、その御意みこゝろがはつきりと私にわかつた以上は。
ねがはくは其事のいつはり妄にてあれかしと日比ひごろ念じまゐらせし甲斐も無う、さては真に猶此裟婆界しやばかいに妄執をとゞめ、かの兜卒天とそつてんに浄楽は得ず御坐おはしますや、いぶかしくも御意みこゝろばかり何に留まるらん
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)