“ふれがしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
触頭71.4%
觸頭28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたがた、今日の触頭ふれがしらたる宿老の御意ぎょいとあれば、ひとまず、御退座をねがうことにいたしましょう
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
金局には、一口に金座人という改役、年寄役、触頭ふれがしら役、勘定役、ひら役などの役づきの家がらが二十戸ほど居住し、金座人のほかに座人格、座人並、手伝い、小役人などという役があった。
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
やまくづれたので、當時たうじ大地震おほぢしん觸頭ふれがしらつた場所ばしよの、あまつさ四五日しごにち琅玕らうかんごとあし水面すゐめんかぜもなきになみてると、うはさしたをりであつたから。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何と心得居る駿すんゑんさん三ヶ國の總祿所そうろくしよ八百ヶ寺の觸頭ふれがしら寺社奉行直支配の寺なるぞ其住職そのぢうしよく大和尚おほをしやう直談ぢきだん致などとは不屆至極なりと云に三五郎はいや夫は御前樣の仰なくとも承知で御座る寺社じしや奉行樣の御直支配は扨置さておき假令たとへ宮樣みやさま御門跡樣でも御願申上からは御あひ下されぬと云儀ははゞかりながら御座るまじ御釋迦樣しやかさま
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)