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坊主頭
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ばうずあたま
ふりがな文庫
“
坊主頭
(
ばうずあたま
)” の例文
暫くすると戸口が細目に
開
(
あ
)
いた。内から
覗
(
のぞ
)
いたのは
坊主頭
(
ばうずあたま
)
の平八郎である。平八郎は
捕手
(
とりて
)
と顔を見合せて、すぐに戸を閉ぢた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
時々
(
とき/″\
)
寒
(
さむ
)
い
風
(
かぜ
)
が
來
(
き
)
て、
後
(
うしろ
)
から
小六
(
ころく
)
の
坊主頭
(
ばうずあたま
)
と
襟
(
えり
)
の
邊
(
あたり
)
を
襲
(
おそ
)
つた。
其度
(
そのたび
)
に
彼
(
かれ
)
は
吹
(
ふ
)
き
曝
(
さら
)
しの
縁
(
えん
)
から六
疊
(
でふ
)
の
中
(
なか
)
へ
引
(
ひ
)
つ
込
(
こ
)
みたくなつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
天滿與力
(
てんまよりき
)
は、
太
(
ふと
)
い
棒
(
ぼう
)
か
何
(
なに
)
かで
胸
(
むね
)
でも
突
(
つ
)
かれたやうに、よろ/\としながら、
無念氣
(
むねんげ
)
に
玄竹
(
げんちく
)
の
坊主頭
(
ばうずあたま
)
を
睨
(
にら
)
み
付
(
つ
)
けたが、『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
五文字
(
いつもじ
)
は、
惡魔除
(
あくまよ
)
けの
御符
(
ごふう
)
の
如
(
ごと
)
く
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
しきりに水をかぶつてゐる
坊主頭
(
ばうずあたま
)
、竹の手桶と焼物の金魚とで、余念なく遊んでゐる
虻蜂蜻蛉
(
あぶはちとんぼ
)
、——狭い流しにはさう云ふ種々雑多な人間がいづれも濡れた体を
滑
(
なめ
)
らかに光らせながら
戯作三昧
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つたのは
鼠
(
ねずみ
)
であらう、
夜目
(
よめ
)
には
此
(
こ
)
の
靄
(
もや
)
を
織
(
お
)
つてなやした、
被布
(
ひふ
)
のやうなものを、ぐたりと
着
(
き
)
て、
縁
(
ふち
)
なしの
帽子
(
ばうし
)
らしい、ぬいと、のはうづに
高
(
たか
)
い、
坊主頭
(
ばうずあたま
)
其
(
そ
)
のまゝと
云
(
い
)
ふのを
被
(
かぶ
)
つた
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
暗
(
くら
)
い
便所
(
べんじよ
)
から
出
(
で
)
て、
手水鉢
(
てうづばち
)
の
水
(
みづ
)
を
手
(
て
)
に
受
(
う
)
けながら、
不圖
(
ふと
)
廂
(
ひさし
)
の
外
(
そと
)
を
見上
(
みあ
)
げた
時
(
とき
)
、
始
(
はじ
)
めて
竹
(
たけ
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
した。
幹
(
みき
)
の
頂
(
いたゞき
)
に
濃
(
こま
)
かな
葉
(
は
)
が
集
(
あつ
)
まつて、
丸
(
まる
)
で
坊主頭
(
ばうずあたま
)
の
樣
(
やう
)
に
見
(
み
)
える。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“坊主頭”の意味
《名詞》
坊主(僧侶)のように頭髪を剃ったり、刈ったりした頭。
(出典:Wiktionary)
“坊主頭(丸刈り)”の解説
丸刈り(まるがり、丸刈)とは、頭髪を全体的に短い長さに刈る髪型。坊主刈り(ぼうずがり)、坊主頭(ぼうずあたま)、丸坊主(まるぼうず)とも言う。
(出典:Wikipedia)
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“坊主”で始まる語句
坊主
坊主軍鶏
坊主首
坊主茸
坊主山
坊主共
坊主凧
坊主鮫
坊主林
坊主形