“ぼうずあたま”の漢字の書き方と例文
語句割合
坊主頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその穴の一つには、坊主頭ぼうずあたまの若い男が、カアキイ色の袋から首だけ出して、棒を立てたように入れてあった。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なるほど、夜目にはハッキリと見えないが、泥をとかした真ッ赤な濁水が、まるで坊主頭ぼうずあたまがかさなるように、ムクムクわきあがってきて、穴は、もういっぱいの水。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
フロックを着た品格のある男であった。髪を普通の倍以上長くしている。それが電燈の光で、黒くうずをまいて見える。広田先生の坊主頭ぼうずあたまと比べるとだいぶ相違がある。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)