“赤坊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかんぼ41.7%
あかんぼう41.7%
やや8.3%
あかぼう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呶鳴どなり立てる、赤坊あかんぼはオギャア/\と泣出しましたゆえ、おかめは思わず赤坊に心を取られ、ばったり落しましたは紺縮緬の胴巻を見て
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私が何故なぜ別れるやうになつたのでせうと云ひましたら、赤坊あかんぼうの死んだのが悪かつたのだとあなたは云つておいでになりました。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
赤坊ややの時から、煙の中で乳すうて居ますだもの。眼が馬鹿になって居ますのだ。寒い朝ですない。風邪かぜ引きなさいますよ。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
今では熱帯魚専用餌のようになった赤坊あかぼうも、昔は「アラキダ」というドロで丸めてコイの餌に使っていた。昔、新宿の先の十二社の池のコイを、マグロの刺し身で釣ったこともある。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)