“ぼッ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新吉は七、八歳までは、おぼッちゃんで育った。親戚しんせきにも家柄のうちがたくさんある。物はくしても、家の格はさまで低くなかった。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
母は黙って此方こちらを向いた。常は滅入ったような蒼いかおをしている人だったが、其時此方こちらを向いた顔を見ると、ぼッあかくなって、眼にうるみを持ち、どうも尋常ただ顔色かおいろでない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)