“短慮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんりょ71.4%
たんりよ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内匠頭のた事を、武士として、当然だとする者もあるし、短慮たんりょである、世間知らずのンチの癇癪かんしゃくだと、非難する者もかなり多い。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「安斉先生はつぎの間へさがったが、お父様とうさまは心配になってのぞいてみた。すると大変! 『ご短慮たんりょ、ご短慮』といって、富田さんがおさえている」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
わたくしおもはずひざたゝいた。短慮たんりよ一徹いつてつ武村兵曹たけむらへいそううでならして、漫々まん/\たる海洋かいやうにらまわしつゝ
申聞すなり今越前不慮ふりよの儀に及び候へば明日にも御對顏仰せ出さるゝは必定ひつぢやうなり萬一御對顏ののち贋者にせものと相分るも最早もはや取戻とりもどしなり難しすれば第一天下の恥辱ちじよく二ツには君への不忠なり依て越前は短慮たんりよの振舞致さず今宵計略はかりごと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)