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短慮
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たんりょ
ふりがな文庫
“
短慮
(
たんりょ
)” の例文
内匠頭の
為
(
し
)
た事を、武士として、当然だとする者もあるし、
短慮
(
たんりょ
)
である、世間知らずの
坊
(
ぼ
)
ンチの
癇癪
(
かんしゃく
)
だと、非難する者もかなり多い。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「安斉先生はつぎの間へさがったが、お
父様
(
とうさま
)
は心配になってのぞいてみた。すると大変! 『ご
短慮
(
たんりょ
)
、ご短慮』といって、富田さんがおさえている」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
広忠は二十四の若さで死んだが、
聡明
(
そうめい
)
な人だが病弱で神経質で
短慮
(
たんりょ
)
であったという。家康にとって父の記憶といえば父の風貌面影に就ては殆ど何も残っていない。
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
世人は、内匠頭の行為を、ただ「
短慮
(
たんりょ
)
」と片づけているけれど、その短慮の中には、まちがいなく今の時潮にたいする反抗がある。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ご
短慮
(
たんりょ
)
、ご短慮!」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
だからきさまの
短慮
(
たんりょ
)
を、
伊那丸
(
いなまる
)
さまも
民部
(
みんぶ
)
どのも、へいぜいから
心配
(
しんぱい
)
するのだ。もしものことを
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ご
短慮
(
たんりょ
)
、ご短慮」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「兵庫
事
(
こと
)
は、天性、御奉公を
懈怠
(
けたい
)
いたすようなものではござらぬが、何といっても、若年者、それに
短慮
(
たんりょ
)
のところもありますゆえ、落度あっても、死罪三たびまでは、お
宥
(
ゆる
)
しありたい」
剣の四君子:02 柳生石舟斎
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
短
常用漢字
小3
部首:⽮
12画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“短慮”で始まる語句
短慮者