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黒酒
ふりがな文庫
“黒酒”の読み方と例文
読み方
割合
くろき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろき
(逆引き)
十壺
(
じっこ
)
の
黒酒
(
くろき
)
(
黍酒
(
きびざけ
)
)を
空
(
から
)
にしてなお足りぬほどだった。一門、泥亀のように酔った。そして、将門の恋と、併せて、正月の夜を、底ぬけに、祝った。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
声の主は、その頃同じ基経の
恪勤
(
かくごん
)
になつてゐた、民部卿時長の子藤原
利仁
(
としひと
)
である。肩幅の広い、
身長
(
みのたけ
)
の群を抜いた
逞
(
たくま
)
しい大男で、これは、
煠栗
(
ゆでぐり
)
を噛みながら、
黒酒
(
くろき
)
の
杯
(
さかづき
)
を重ねてゐた。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「御酒」は、祝杯をあげることで、キは酒の古語で、「
黒酒
(
くろき
)
白酒
(
しろき
)
の
大御酒
(
おほみき
)
」(
中臣寿詞
(
なかとみのよごと
)
)などの例がある。この一首は、真面目に緊張して歌っているので、こういう寿歌の
体
(
たい
)
を得たものである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
黒酒(くろき)の例文をもっと
(4作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
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