“くろき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒木50.0%
黒酒33.3%
緇8.3%
黒8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
承久(じょうきゅう)ノ乱で、この佐渡へ流され給うた順徳(じゅんとく)上皇の黒木(くろき)ノ御所(ごしょ)やら、日蓮上人が氷柱(つらら)の内に幽居した塚原ノ三昧堂(まいどう)などへも、詣(まい)ってみた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
声の主は、その頃同じ基経の恪勤(かくごん)になつてゐた、民部卿時長の子藤原利仁(としひと)である。肩幅の広い、身長(みのたけ)の群を抜いた逞(たくま)しい大男で、これは、煠栗(ゆでぐり)を噛みながら、黒酒(くろき)の杯(さかづき)を重ねてゐた。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
擬古の詩、もとより直(ただち)に抒情(じょじょう)の作とす可(べ)からずと雖(いえど)も、此(これ)是(こ)れ緇(くろき)を披(き)て香を焚(た)く仏門の人の吟ならんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
熊の黒(くろき)は雪の白がごとく天然(てんねん)の常なれども、天公(てんこう)機(き)を転(てん)じて白熊(はくいう)を出せり。