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くろず
ふりがな文庫
“くろず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
黝
90.2%
黒
7.8%
黯
2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黝
(逆引き)
厳しい克己は、春雷の轟きのように、快く、情慾の末を
痺
(
しび
)
らせる。冷静な抑圧は秋水の光のように愉しく本能の
黝
(
くろず
)
みを射散らした。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
くろず(黝)の例文をもっと
(46作品)
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黒
(逆引き)
道に沿うた公園の樹木は皆枝や葉を
黒
(
くろず
)
ませてゐた。のみならずどれも一本ごとに丁度僕等人間のやうに前や後ろを具へてゐた。それも亦僕には不快よりも恐怖に近いものを運んで来た。
歯車
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
くろず(黒)の例文をもっと
(4作品)
見る
黯
(逆引き)
そのひとりいふ、この軟かき處の幸なさ、
黯
(
くろず
)
み爛れし我等の姿、たとひ我等と我等の請ひとに侮りを招く事はありとも 二八—三〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
この時
一者
(
ひとり
)
トスカーナの
言
(
ことば
)
をきゝてうしろよりよばゝりいひけるは、
黯
(
くろず
)
める空をわけてはせゆく者等よ、足をとゞめよ 七六—七八
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
くろず(黯)の例文をもっと
(1作品)
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