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戰慄
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せんりつ
ふりがな文庫
“
戰慄
(
せんりつ
)” の例文
新字:
戦慄
軍艦
(
ぐんかん
)
の
種類
(
しゆるい
)
ならば
何
(
なに
)
も
配慮
(
しんぱい
)
するには
及
(
およ
)
ばないが——
若
(
も
)
しや——
若
(
も
)
しや——と
私
(
わたくし
)
はふと
或
(
ある
)
事
(
こと
)
を
想起
(
おもひおこ
)
した
時
(
とき
)
、
思
(
おも
)
はずも
戰慄
(
せんりつ
)
したよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
菜切庖丁
(
なきりばうちやう
)
を
取出
(
とりだ
)
して、
其
(
その
)
高
(
たか
)
い
蜀黍
(
もろこし
)
の
幹
(
みき
)
をぐつと
曲
(
まげ
)
ては
穗首
(
ほくび
)
に
近
(
ちか
)
く
斜
(
なゝめ
)
に
伐
(
き
)
つた。
穗
(
ほ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
手
(
て
)
に
止
(
とま
)
つて
幹
(
みき
)
は
急
(
きふ
)
に
跳
(
は
)
ね
返
(
かへ
)
つた。さうして
戰慄
(
せんりつ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
が、
恁
(
か
)
くまでの
激震
(
げきしん
)
に、
四谷見附
(
よつやみつけ
)
の、
高
(
たか
)
い、あの、
火
(
ひ
)
の
見
(
み
)
の
頂邊
(
てつぺん
)
に
活
(
い
)
きて
人
(
ひと
)
があらうとは
思
(
おも
)
はれない。
私
(
わたし
)
たちは、
雲
(
くも
)
の
底
(
そこ
)
で、
天
(
てん
)
が
摺半鐘
(
すりばん
)
を
打
(
う
)
つ、と
思
(
おも
)
つて
戰慄
(
せんりつ
)
した。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何故
(
なぜ
)
なら、その
頃
(
ころ
)
、さういふ
野蠻
(
やばん
)
な
戰慄
(
せんりつ
)
すべき
噂
(
うはさ
)
が、
世間
(
せけん
)
に
喧
(
やかま
)
しく
傳
(
つた
)
はつてゐたからだ。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
お勢はさすがに危ぶなかつたその時のことを思ひ出したか、全身に
戰慄
(
せんりつ
)
が走ります。
銭形平次捕物控:232 青葉の寮
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
それを思ふと、ちよツと
戰慄
(
せんりつ
)
せざるを得ない。が、「樺太通信」を東京の新聞に受け合つた經驗もあり、また、こないだで、多少北海道的な筆ならしをしてあるので、左ほど心配とも思はない。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
女人大衆
(
によにんたいしゆう
)
は
其
(
その
)
眼に神祕の喜悦あり、
戰慄
(
せんりつ
)
あり。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
「よう、おとつゝあ」おつぎの
節制
(
たしなみ
)
を
失
(
うしな
)
つた
慌
(
あわたゞ
)
しさが
勘次
(
かんじ
)
を
庭
(
には
)
に
走
(
はし
)
らせた。
勘次
(
かんじ
)
は
戰慄
(
せんりつ
)
した。
柹
(
かき
)
の
木
(
き
)
の
下
(
した
)
には
冷
(
つめ
)
たい
卯平
(
うへい
)
が
横
(
よこ
)
たはつて
居
(
ゐ
)
たのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
世
(
よ
)
に
獅子
(
しゝ
)
が
猛烈
(
まうれつ
)
だの、
狼
(
おほかみ
)
が
兇惡
(
きようあく
)
だのといつて、
此
(
この
)
猛狒
(
ゴリラ
)
ほど
恐
(
おそ
)
ろしい
動物
(
どうぶつ
)
はまたとあるまい、
動物園
(
どうぶつゑん
)
の
鐵
(
てつ
)
の
檻
(
おり
)
の
中
(
なか
)
に
居
(
を
)
る
姿
(
すがた
)
でも、
一見
(
いつけん
)
して
戰慄
(
せんりつ
)
する
程
(
ほど
)
の
兇相
(
あくさう
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
自分
(
じぶん
)
の
伴侶
(
なかま
)
が一つに
相
(
あひ
)
倚
(
よ
)
り
相
(
あひ
)
抱
(
いだ
)
いて
微風
(
びふう
)
にさへ
絶
(
た
)
えず
響
(
ひゞき
)
を
立
(
た
)
てゝ
戰慄
(
せんりつ
)
しつゝあるのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
猛惡
(
まうあく
)
なる
猴
(
さる
)
の
本性
(
ほんしやう
)
として、
容易
(
ようゐ
)
に
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
さない、
恰
(
あだか
)
も
嘲
(
あざけ
)
る
如
(
ごと
)
く、
怒
(
いか
)
るが
如
(
ごと
)
く、
其
(
その
)
黄色
(
きいろ
)
い
齒
(
は
)
を
現
(
あら
)
はして、
一聲
(
いつせい
)
高
(
たか
)
く
唸
(
うな
)
つた
時
(
とき
)
は、
覺悟
(
かくご
)
の
前
(
まへ
)
とはいひ
乍
(
なが
)
ら、
私
(
わたくし
)
は
頭
(
あたま
)
から
冷水
(
ひやみづ
)
を
浴
(
あ
)
びた
樣
(
やう
)
に
戰慄
(
せんりつ
)
した
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
戰
部首:⼽
16画
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“戰”で始まる語句
戰
戰爭
戰鬪
戰々
戰場
戰後
戰鬪樓
戰艇
戰勝
戰士