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恐懼
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おそれ
ふりがな文庫
“
恐懼
(
おそれ
)” の例文
これを見たものはびっくりして、これは必ず
切支丹
(
キリシタン
)
に相違ないと言って、皆大いに
恐懼
(
おそれ
)
を
抱
(
いだ
)
いたとの話もある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
渠
(
かれ
)
は
恐懼
(
おそれ
)
て日光を見ず、もし強いて戸を開きて光明その
膚
(
はだえ
)
に一注せば、渠は
立処
(
たちどころ
)
に絶して万事
休
(
や
)
まむ。
化銀杏
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは神に依ていつくしめるものは目的も
希望
(
のぞみ
)
も
恐懼
(
おそれ
)
も同一になってしまう。ただ気が合うといっても何だか茫漠としたもので男ならその調子で一杯やろうというかも知れぬ。
イエスキリストの友誼
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
貴婦人もはや返さんとするとともに
恐懼
(
おそれ
)
は
忽
(
たちま
)
ちその心を襲へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“恐懼”の意味
《名詞》
恐 懼(きょうく)
恐れ入って畏まること。
候文の手紙の末尾に用い、敬意を表す語。
(出典:Wiktionary)
恐
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
懼
漢検1級
部首:⼼
21画
“恐懼”で始まる語句
恐懼戦慄