“侍頭”の読み方と例文
読み方割合
さむらいがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下野はいよいよ恐懼きょうくして身をちぢめた。四、五十名の一小隊をあずかる侍頭さむらいがしらに過ぎない身分を顧みて、思案に余るものらしく見えた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時刻がくると小目付が侍頭さむらいがしらと共に仮小屋の検分所へ入ってくる。
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
日向守ひゅうがのかみ様の御内、伊勢与三郎貞興さだおき侍頭さむらいがしら進藤半助しんどうはんすけとはそれがしのことよ。主人貞興は、はやお討たれなされた。この半助も、生きて何かせん。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)