“恐悚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうしょう75.0%
きようしよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど足架あしかせをかけられたように、裾にひきしめられて、足がきすることも出来ない。顎十郎はまた、アッと恐悚きょうしょうの叫びをあげ
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
何しろ、お曲輪くるわも近い。年一度の天下祭が不浄の血でけがれたとあっては、まことに以て恐れ多い。なかんずく、年番御役一統の恐悚きょうしょうぶりときたらなんと譬えようもない。
此節参上可仕候所、引越ひきこし公私のさわぎ又々延引、重々恐悚きようしよう之至奉存候。御祝物進呈仕候。不日拝謁万々賀儀可申陳候。且又机永々恩借奉感謝候。是亦面上可申上候。乍憚令閨君えも御致声奉願候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)