おじ)” の例文
学びし人とも覚えずしかるをなおよくかくの如く一吐一言いっといちげん文をなして爲永ためながおきなを走らせ式亭しきていおじをあざむく此の好稗史こうはいし
怪談牡丹灯籠:01 序 (新字新仮名) / 坪内逍遥(著)
おかしき男かなと思いてさまざまの事を問うに、極めて石をずる癖あるおじにて、それよりそれと話のついでに、平賀源内の明和年中大滝村の奥の方なる中津川にてかねりし事なども語り出でたり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
おじよ、汝の曰ふところ皆悉く理に當る
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
た文の妙なるにしかまことに其の文の巧妙なるには因るといえどの圓朝のおじの如きはもと文壇の人にあらねば操觚そうこ
怪談牡丹灯籠:01 序 (新字新仮名) / 坪内逍遥(著)
ものして婦女童幼ふじょどうようこびんとする世の浅劣せんれつなる操觚者流そうこしゃりゅうは此の灯籠の文をよみて圓朝おじはじざらめやはいさゝか感ぜし所をのべて序をわるゝまゝ記して与えつ
怪談牡丹灯籠:01 序 (新字新仮名) / 坪内逍遥(著)