“内藤恥叟”の読み方と例文
読み方割合
ないとうちそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この記事には弘庵が逮捕の日を十月八日夜となしているが、内藤恥叟ないとうちそうの『開国起源安政紀事』には十月四日としてある。按ずるにこの時はあたかも南の町奉行の交迭こうてつした時である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
津軽家の祖先が南部家の被官であったということは、内藤恥叟ないとうちそうも『徳川十五代史』に書いている。しかし郷土史にくわしい外崎覚とのさきかくさんは、かつて内藤に書を寄せて、この説のあやまりただそうとした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)