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ふりがな文庫
“
老夫
(
おじ
)” の例文
われはハヤゆうべ見し顔のあかき
老夫
(
おじ
)
の
背
(
せな
)
に負われて、とある山路を
行
(
ゆ
)
くなりけり。うしろよりはかのうつくしき人したがい来ましぬ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
われはハヤゆうべ見し顔のあかき
老夫
(
おじ
)
の
背
(
せな
)
に負はれて、とある
山路
(
やまじ
)
を
行
(
ゆ
)
くなりけり。うしろよりは
彼
(
か
)
のうつくしき人したがひ来ましぬ。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
見覚えある板塀のあたりに来て、日のややくれかかる時、
老夫
(
おじ
)
はわれを
抱
(
いだ
)
き
下
(
おろ
)
して、溝のふちに立たせ、ほくほく
打
(
うち
)
えみつつ、
慇懃
(
いんぎん
)
に会釈したり。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見覚えある
板塀
(
いたべい
)
のあたりに来て、日のややくれかかる時、
老夫
(
おじ
)
はわれを
抱
(
いだ
)
き
下
(
おろ
)
して、溝のふちに立たせ、ほくほく
打
(
うち
)
ゑみつゝ、
慇懃
(
いんぎん
)
に
会釈
(
えしやく
)
したり。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
蘆間
(
あしま
)
の
小舟
(
おぶね
)
の
纜
(
ともづな
)
を解きて、
老夫
(
おじ
)
はわれをかかえて乗せたり。一緒ならではと、しばしむずかりたれど、めまいのすればとて乗りたまわず、さらばとのたまうはしに
棹
(
さお
)
を立てぬ。船は出でつ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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蘆間
(
あしま
)
の
小舟
(
おぶね
)
の
纜
(
ともづな
)
を解きて、
老夫
(
おじ
)
はわれをかかへて乗せたり。
一緒
(
いつしよ
)
ならではと、しばしむづかりたれど、めまひのすればとて乗りたまはず、さらばとのたまふはしに
棹
(
さお
)
を立てぬ。船は
出
(
い
)
でつ。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“老夫”の意味
《名詞》
老 夫(ろうふ)
老いた男性。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“老夫”で始まる語句
老夫婦