“ちくまがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千曲川76.9%
筑摩川15.4%
千隈川7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
園内の渓谷けいこくに渡したり橋を渡って行くとき向こうから来た浴衣姿ゆかたすがたの青年の片手にさげていたのも、どうもやはり「千曲川ちくまがわのスケッチ」らしい。
あひると猿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
筑摩川ちくまがわの上流の何とかいう所から河を隔てて向うの山を見ると、いわの上に熊がごろごろ昼寝をしているなどはまだ尋常の方なので、それが一層色づいて来ると
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
川は千隈川ちくまがわ、地理書ではひけを取らぬ信濃国しなののくに埴科郡はにしなごおり松代まつしろから、もう一足田舎の西条という所で、富豪と朴直と慈仁と、この三つに隣村までの小作の指を折られる目賀田庄右衛門が一粒種
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)