トップ
>
轉
>
こ
ふりがな文庫
“
轉
(
こ
)” の例文
新字:
転
其
(
その
)
大
(
おほ
)
きな
體躯
(
からだ
)
は
少
(
すこ
)
し
柹
(
かき
)
の
木
(
き
)
に
倚
(
よ
)
り
掛
(
かゝ
)
りながら、
胸
(
むね
)
から
脚部
(
きやくぶ
)
へ
斑
(
まだら
)
に
雪
(
ゆき
)
を
浴
(
あ
)
びて
居
(
ゐ
)
た。
荒繩
(
あらなは
)
が
彼
(
かれ
)
の
手
(
て
)
を
轉
(
こ
)
けて
横
(
よこ
)
に
體躯
(
からだ
)
を
超
(
こ
)
えて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
實際、彼は一座のうちの若い人たちにとつて人氣の的で、彼等は此の人の云ふこと爲すこと、その一つ一つの顏附にもどつと笑ひ
轉
(
こ
)
けるのであつた。
クリスマス・イーヴ
(旧字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
ある
時
(
とき
)
は
婦女
(
おんな
)
どもに
凝
(
こ
)
る
肩
(
かた
)
をたゝかせて、
心
(
こゝろ
)
うかれる
樣
(
やう
)
な
戀
(
こゑ
)
のはなしなどさせて
聞
(
き
)
くに、
人
(
ひと
)
は
腮
(
あご
)
のはづるゝ
可笑
(
をか
)
しさとて
笑
(
わら
)
ひ
轉
(
こ
)
ける
樣
(
やう
)
な
埒
(
らち
)
のなきさへ、
身
(
み
)
には一々
哀
(
あは
)
れにて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
轉
(
こ
)
けてゆく、雲のまつ
黒
(
くろ
)
けの
崖下
(
がけした
)
を。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
足溜りなく
轉
(
こ
)
ける
機會
(
はずみ
)
に手の物を取落して、一枚はづれし溝板のひまよりざら/\と
飜
(
こぼ
)
れ入れば、下は行水きたなき溝泥なり、幾度も覗いては見たれど是れをば何として拾はれませう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
不器用
(
ぶきよう
)
な
少
(
すこ
)
し
動
(
うご
)
けば
轉
(
こ
)
け
相
(
さう
)
な
繃帶
(
ほうたい
)
であつたが
夫
(
それ
)
でも
勘次
(
かんじ
)
の
目
(
め
)
には
心丈夫
(
こゝろじやうぶ
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
足溜
(
あしだま
)
りなく
轉
(
こ
)
ける
機會
(
はづみ
)
に
手
(
て
)
の
物
(
もの
)
を
取落
(
とりおと
)
して、一
枚
(
まい
)
はづれし
溝板
(
どぶいた
)
のひまよりざら/\と
翻
(
こぼ
)
れ
入
(
い
)
れば、
下
(
した
)
は
行水
(
ゆくみづ
)
きたなき
溝泥
(
どぶどろ
)
なり、
幾度
(
いくたび
)
も
覗
(
のぞ
)
いては
見
(
み
)
たれど
是
(
こ
)
れをば
何
(
なん
)
として
拾
(
ひろ
)
はれませう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おつぎは
竹竿
(
たけざを
)
へ
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けると
輕
(
かる
)
い
軟
(
やはら
)
かな
雪
(
ゆき
)
はさらりと
轉
(
こ
)
けて
落
(
お
)
ちた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
轉
部首:⾞
18画
“轉”を含む語句
轉倒
轉覆
移轉
廻轉
一轉
寐轉
轉換
輾轉
臥轉
轉居
一等運轉手
流轉
轉婆
運轉手
轉地
寢轉
回轉
自轉
轉寢
轉落
...