“繃帶”のいろいろな読み方と例文
新字:繃帯
読み方割合
ほうたい84.2%
はうたい15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繃帶ほうたいかわいてれば五六にちてゝいてもいが、液汁みづすやうならば明日あすにもすぐるやうにと醫者いしやはいつたのであるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
見ると成程床の上に起き直つて、頭から肩へ繃帶ほうたいだらけになつて居るのは、五十五といふにしては、ひどく若々しく元氣な男。
みつ此間こなひだ機械體操とかで右の足に怪我をしたのだけど、これつぱかりのことで休んでなるものかなんて、繃帶はうたいして跛足びつこ引き/\學校へ行つてゐるよ。
孫だち (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
ねむらないで南京蟲なんきんむしたゝかつてゐるものらう、あるひつよ繃帶はうたいめられてなやんでうなつてゐるものらう、また患者等くわんじやら看護婦かんごふ相手あいて骨牌遊かるたあそびてゐるものらう
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)