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『孫だち』
ふりがな文庫
『
孫だち
(
まごだち
)
』
大至急話したいことがあるから、都合のつき次第早く來て下さいといふ母方の祖母さんの手紙を見ると、お梅はどんな大事件かと、夕餐の仕度を下女に任せて、大急ぎで俥に乘つて、牛込から芝の西久保まで驅け付けた。潛り戸を入つて敷石傳ひに玄關へ行くまで、耳 …
著者
正宗白鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論 第一年第五号」中央公論社、1916(大正5)年5月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
穿
(
つ
)
女
(
こ
)
確
(
しつ
)
間
(
うち
)
入
(
いら
)
祖父
(
おぢい
)
關
(
かかは
)
外
(
はづ
)
始終
(
しよつちゆう
)
敷
(
しい
)
迂闊
(
うくわつ
)
傍
(
はた
)
夕餐
(
ゆふめし
)
東京
(
こちら
)
此家
(
こちら
)
繼母
(
ままはは
)
萎
(
しを
)
些
(
ちつ
)
今日
(
けふ
)
光
(
みつ
)
命令
(
いひつけ
)
室
(
ま
)
平生
(
ふだん
)
幸福
(
しあはせ
)
悦
(
うれ
)
柔
(
やさ
)
此間
(
こなひだ
)
流石
(
さずが
)
混
(
こ
)
角
(
つの
)
酷
(
きび
)
麗
(
うら
)
先日
(
こなひだ
)
六
(
むつ
)
口前
(
くちまへ
)
吃驚
(
びつくり
)
屹度
(
きつと
)
故郷
(
くに
)
敵
(
かな
)
昨日
(
きのふ
)
父親
(
てておや
)
甞
(
かつ
)
疼
(
いた
)
祕密
(
ないしよ
)
祖母
(
おばあ
)
繃帶
(
はうたい
)
親爺
(
おやぢ
)
詰
(
なじ
)
跛足
(
びつこ
)
邪慳
(
じやけん
)
隨
(
つ
)
霞
(
かす
)
頑
(
かたく
)
餘程
(
よつぽど
)
齷齪
(
あくそく
)
三月
(
みつき
)
中
(
うち
)
丹精
(
たんせい
)
二月
(
ふたつき
)
他人
(
ひと
)
何故
(
なぜ
)
何時
(
いつ
)
俥
(
くるま
)
倣
(
なら
)
入
(
い
)
凜
(
りん
)
口惜
(
くや
)
呑氣
(
のんき
)
噤
(
つぐ
)
壞
(
こは
)
大人
(
おとな
)
大抵
(
たいてい
)
妬
(
ねた
)
婿
(
むこ
)
家
(
うち
)
年増
(
としま
)
年齡
(
とし
)
微見
(
ほのめ
)
忌々
(
いまいま
)
戸外
(
そと
)
打
(
ぶ
)
此家
(
ここ
)
此方
(
こちら
)
比方
(
こちら
)
牴牾
(
もどか
)
生活
(
くらし
)
盾
(
たて
)
稍
(
やや
)
稍々
(
やや
)
纏
(
まと
)
罫紙
(
けいし
)
翳
(
かざ
)
老人
(
としより
)
耄碌
(
もうろく
)
腹
(
なか
)
若
(
も
)
萬更
(
まんざら
)
袴
(
はかま
)
褒
(
ほ
)
見做
(
みな
)